
ポンプ一筋に九十年集中し、上下水道から産業、農業、消防、軍用まで幅広い現場を覆う専門性が最大の強み。長く使われるポンプの交換部品が安定した需要を生む。半世紀を超える連続増配という米国でも稀な実績を持ち、創業家の長期の経営で堅実さを貫く、ポンプ専業の老舗の立ち位置にいる。
水や排水、燃料といった液体を送るポンプとその設備を設計し、製造して売るのが収益の柱。上下水道や産業、建設、農業の灌漑、消防車、軍用など、幅広い現場で使われる。一度納めたポンプは長く使われ、交換部品や保守の需要も続く。創業家が長く経営に関わり、ポンプ一筋の専業として、製品の販売と部品で着実に稼ぐ構造になっている。
上下水道への投資は自治体の予算に左右され、財政が厳しくなれば更新が先送りされる。産業や農業のポンプは景気と天候に連動して上下する。鉄などの原材料費や関税の上昇は採算を圧迫する。買収を重ねた事業の統合がつまずけば、効率が落ちる。家族支配は安定の一方で、経営の規律への懸念にもなる。
半世紀を超える連続増配を守ることを軸に、ポンプ事業の堅実な運営を続ける経営。買収で品揃えと地域を広げつつ、無理のない拡大を保つ。創業家が長く経営に関わり、上下水道の更新という息の長い需要を着実に取り込む方針が特徴になっている。
上下水道の投資と、産業や農業の需要、原材料費に依存する。老朽化した上下水道の更新に投資が向かうか、産業や建設、農業のポンプの需要が保たれるか、鉄などの原材料費を価格に転嫁できるか、そして半世紀を超える連続増配を続けられる収益を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $860M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $415M(48%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$35M
- 他の流動資産$199M
- 固定資産$626M
- 流動負債$99M
- 長期借入金$284M
- 短期借入金$23M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $682M
- 売上成長率
- 3.4%
- 粗利率
- 30.6%
- 営業利益率
- 14.0%
- 純利益率
- 7.8%
- ROE
- 12.8%
- ROIC
- 10.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $106M
- フリーCF
- $89M
- 営業CFマージン
- 15.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $20M
- 配当性向
- 36.9%
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