GRCE
Grace Therapeutics成分の有効性を一から証明しなくてよい分、臨床段階のバイオとしては珍しく開発の不確かさが小さい。40件超の特許は分子ではなく、製剤と届け方のほうに張られている。
収入はまだほとんどない。新しい分子を探すのではなく、安全性の分かった成分を注射剤などに作り替え、米国の505(b)(2)という短い審査経路で承認を目指す。
審査が短い代わりに、既存薬との臨床的な違いを示せなければ承認そのものが下りない。救急の希少疾患は患者数が限られ、市場の小ささが上値を抑える。
資金はGTx-104の後期試験と特許の維持に優先して回り、株主還元の段階には入っていない。希少疾患に絞ることで、必要な試験の規模も販売の体制も小さく保つ考え方を取る。
看板のGTx-104は、くも膜下出血のあとの合併症に使う飲み薬ニモジピンを注射剤にしたものだ。3つの候補すべてが希少疾病用医薬品指定を取っており、承認後の独占期間と開発費の税額控除がこの戦略の採算を支えている。
この会社をどう読むか
米国には、すでに承認された成分を作り替えた薬のために、505(b)(2)という短い審査経路が用意されている。
Grace Therapeuticsの戦い方は、この制度の形にそのまま合わせて設計されている。看板のGTx-104は、くも膜下出血のあとの合併症に使う飲み薬ニモジピンを、点滴で入れられる形に変えたものだ。成分の安全性はすでに世に出ているため、証明すべき点は作り替えによって臨床の結果が良くなるかの一点に絞られる。
バランスシート (要約)
資産 $67M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $64M(96%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$17M
- 他の流動資産$403K
- 固定資産$49M
- 流動負債$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −12.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$9M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
GRCE の掲示板
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