GRI
GRI Bio新しい化合物を一から探すのではなく、飲み薬として1,700人超に使われた実績のある成分を別の病気に転用する。長年の安全性データを土台にしながら、免疫細胞の暴走を抑えるという新しい狙い方を重ねている。
承認薬はなく売上もない。看板候補のGRI-0621は乾癬やにきびの塗り薬として承認済みのタザロテンを飲み薬に作り替えたもので、免疫細胞の一種であるiNKT細胞の働きを抑えることを狙う。
中期の試験で効き目を示せなければ、開発計画そのものが揺らぐ。IPFにはすでに2つの承認薬があり、生存期間を延ばすまでは示せていないとはいえ、患者と医師の選択肢としては定着している。
手持ちの候補はGRI-0621ほぼ1本で、肝臓や自己免疫の疾患へ広げる余地は残しつつも当面は肺線維症に絞る。開発費は増資に頼るほかなく、試験が進むほど株数も増えていく。
GRI-0621が肺の機能低下を実際に食い止められるかという次の試験結果に、開発の先行きがかかる。長い開発期間を乗り切るための増資も並行して続く。
この会社をどう読むか
GRI Bioは、新薬開発と聞いて浮かぶ未知の化合物探しをしていない。看板候補のGRI-0621は、皮膚の乾癬治療薬として長く使われてきたタザロテンを、飲み薬に作り替えたものだ。
狙うのは、原因のわからないまま肺が硬くなっていく特発性肺線維症である。免疫細胞の一種が暴走して線維化を進める仕組みに手を入れる発想で、既に2つの承認薬がある市場へどう食い込むかが、次の試験結果とともに問われる。
バランスシート (要約)
資産 $9M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $6M(69%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$8M
- 他の流動資産$363K
- 固定資産$74K
- 流動負債$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −199.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$10M
- フリーCF
- −$10M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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