まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
百年を超える歴史を持つ世界三大タイヤメーカーの一角という規模と、複数の有名ブランド、世界各地の工場が最大の強み。すり減れば必ず買い替える交換用タイヤの底堅い需要に支えられる。同業の買収で米国でも最大級のシェアを得て、世界の二大欧州勢に挑む老舗のタイヤメーカーの立ち位置にいる。
乗用車やトラック、航空機向けのタイヤを世界規模で作って売るのが収益の柱。新車に組み付けられる分より、すり減って買い替える交換用のタイヤが太い柱で、こちらは景気に比較的左右されにくい。複数の有名ブランドを持ち、世界各地に工場を構える。同業の買収で米国のシェアを広げた。タイヤの販売量と価格、原材料との差で稼ぐ構造になっている。
ゴムやカーボンなどの原材料費の高騰は、薄い利幅を直接削る。世界的なタイヤ大手や、安価な中国勢との競争は価格を押し下げる。景気後退で新車の生産が落ちれば、組み付け用のタイヤが減る。多額の借金を抱え、立て直しが遅れれば財務に緊張が走る。物言う株主の圧力も経営の負担になる。
配当を一部復活させ、自社株買いも交えながら立て直しを進める経営。費用の削減と採算の悪い資産の売却で財務を改善する。買収した同業の統合で米国の効率を高めつつ、物言う株主の圧力に向き合う方針が特徴になっている。
交換用タイヤの需要と、原材料費、立て直しの進捗に依存する。すり減ったタイヤの買い替え需要が保たれるか、ゴムやカーボンなどの原材料費を価格に転嫁できるか、買収した同業の統合で米国の効率を高められるか、そして費用の削減という立て直しが計画どおり進むかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $18.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.2B(18%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
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