GTX
Garrett Motionターボチャージャーという専門分野で世界有数のシェアと技術を持ち、自動車メーカーに深く食い込む点が強み。燃費規制でエンジンの小型化が進む中、ターボの搭載は増える追い風がある。培った技術を、電動車の燃料電池や電動の過給に応用しようと開発を進め、電動化の逆風に備えようとする立ち位置にいる。
エンジンの排気を使って空気を多く押し込み、出力と燃費を高めるターボチャージャー(過給機)の販売が収益の柱。自動車メーカーに、乗用車や商用車向けのターボを供給する。新車に組み込まれるほか、補修用の需要もある。燃費規制が厳しくなる中、小さなエンジンでも力を出せるターボの需要を取り込んで稼ぐ構造になっている。電動車向けの新しい部品も開発する。
景気後退や自動車の減産で生産が落ちると、ターボの需要が連動して鈍る。最大のリスクは電動化で、エンジンを持たない電気自動車が普及するとターボの需要そのものが長期で細る。自動車部品ゆえ利益率が薄く価格引き下げの圧力も受け、原材料費の上昇も、収益の重しになりうる。電動化が構造的な逆風になる。
配当を出しつつ、ターボの効率的な生産と、電動車向けの新部品の開発、借入の管理に力を入れる経営。自動車生産の波で振れるターボ事業で、燃費規制による搭載増を取り込みながら、電動化という長期の逆風に備えて応用技術を開発し、自動車部品の専門性を生かして稼ぐ方針が特徴。
自動車の生産台数と、ターボの搭載率、電動化への対応に依存する。自動車の生産が活発か、燃費規制でターボの搭載が増えるか、電動車向けの新しい部品を育てられるか、そして原材料費を価格に転嫁できるかが、業績を左右する大きな前提になる。自動車生産と電動化の流れが収益を左右する。
バランスシート (要約)
資産 $2.4B を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。自由に使える現金で借金を約4.2年で返せる
- 現金・現金同等物$177M
- 他の流動資産$1.1B
- 固定資産$1B
- 流動負債$1.4B
- 長期借入金$1.4B
- 短期借入金$7M
この判定で見た指標: 自己資本比率・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3.6B
- 売上成長率
- 3.1%
- 粗利率
- 20.4%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 8.6%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $413M
- フリーCF
- $341M
- 営業CFマージン
- 11.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $52M
- 配当性向
- 16.8%
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