HBAN
Huntington Bancshares1,400近い支店を21州に並べる規模まで来ながら、自動車や船舶の販売店と直結したローンという中西部育ちの得意技を手放していない。買収した南部の店網にこれを載せられるかが、他の地銀との差になる。
集めた預金を個人と中小企業に貸す利ざやが本業で、自動車やキャンピングカー、船舶を買う客への販売店経由のローンも大きい。カードや資産運用の手数料がそこに重なる。
4か月足らずのうちに2つの銀行を取り込んだ負担は、システム統合と人の入れ替えという形で当面続く。景気が落ちれば自動車ローンと商業用不動産の焦げ付きが先に増え、統合費用と重なって利益を削る。
規模の拡大を現金ではなく株で買う。ケイデンスは1株につき自社株2.475株を渡す全株式交換で、2026年1月30日の株価換算で約$8.1Bの取引だった。
中西部で積み上げた預金基盤に、2026年2月に加わったケイデンス・バンクの資産$54Bと預金$44Bが重なった。この規模を回すには、テキサスと南部の景気と金利の水準が中西部と同じくらい効いてくる。
この会社をどう読むか
Huntington Bancshares の看板の銀行は1866年から営業を続け、本社はいまもオハイオ州コロンバスにある。だが2025年10月にダラスのベリテックス、2026年2月にヒューストンとミシシッピ州テュペロのケイデンス・バンクを立て続けに取り込んだ。
ケイデンス1社だけで資産$54B、貸出$37B、預金$44Bを持ち込み、支店は14州から21州へ広がった。堅実な中西部の地銀という顔と、まだ土地勘の薄い南部の顧客をどう1つの銀行にまとめるかが当面の宿題になる。
バランスシート (要約)
資産 $225.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $24.3B(11%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$13.5B
- 長期借入金$17.2B
- 短期借入金$1.3B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.6B
- 売上成長率
- 6.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 141.5%
- ROE
- 9.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $2.5B
- フリーCF
- $2.2B
- 営業CFマージン
- 158.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $908M
- 配当性向
- 41.1%
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