景気敏感な事業で、配当も出す会社
世界でも限られた最高品位の原料炭を、低コストの鉱山と港への近さを生かして輸出できる点が最大の強み。品質の高さは製鉄所の燃費を左右するため、市況が悪くても買い手がつきやすい。借金を抑えた財務と新鉱山という成長余地を併せ持つ、市況産業の中の優等生の立ち位置にいる。
アラバマ州の地下鉱山で採掘する、製鉄の高炉に欠かせない高品位の原料炭の輸出販売が収益の柱。発電用の石炭とは別物で、鉄鋼の生産が続く限り需要が残る。欧州や南米、アジアの製鉄所へ港から船で運び、国際価格に連動して売る。新鉱山の開発で生産量を大きく増やし、量の拡大で稼ぐ構造に移りつつある。
鉄鋼不況で原料炭の価格が急落すると、収益は一気に細る。世界の製鉄が石炭を使わない製法へ移る流れは、数十年単位の構造的な逆風になる。地下鉱山は事故や地質の問題で操業が止まるリスクを常に抱え、過去には長期の労働争議も経験した。市況と操業の両方の波をまともに受ける。
小さな普通配当を土台に、市況の良い年は特別配当や自社株買いを上乗せする変動型の還元の経営。価格の波を前提に財務を保守的に保ち、好況の現金を新鉱山の開発に投じてきた。量の成長で次の波に備える方針が特徴になっている。
原料炭の国際価格と、世界の鉄鋼生産、新鉱山の立ち上げに依存する。製鉄所の稼働が保たれて石炭価格が採算を上回るか、開発した新鉱山が計画通りの量と費用で立ち上がるか、労使関係が安定するか、そして輸出港までの輸送が滞らないかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $2.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.1B(77%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
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