HGBL
Heritage Global商材で区切らず、資産を現金化するという機能で四つの事業を並べている。単独の競売会社や債権回収会社と違い、景気の向きが変わっても客の入り口がどこかに残る。
主力は工場設備や機械の競売と査定。ここに、金融機関の焦げ付き債権を買い手へ仲介する事業、研究用機器を買い取って再生し売り直す事業、そうした不良資産に投資する側への融資事業が並ぶ。
好況期には設備の競売案件が細り、不況期には融資先の焦げ付きが増える。大口案件への依存も強く、一件の期ずれで四半期の数字が振れやすい。
案件の目利きが利益に直結する商売のため、経営の関心は各窓口への人と資金の配り方に集中する。その判断はCEOのRoss Dove自身が握っている。
工場の閉鎖や設備更新から出てくる競売案件の量と、金融機関が手放す焦げ付き債権の量。この二つが、四つの窓口のどこに仕事が集まるかを決める。
この会社をどう読むか
Heritage Globalの客は、工場をたたむ会社と、回収できない債権を抱えた金融機関だ。どちらも自分では現金に戻せない資産を持て余しており、その出口を四つ用意しているのがこの会社にあたる。
窓口は競売、債権の仲介、研究用機器の再生販売、そして不良資産に投資する側への融資。好況で工場の閉鎖が減れば競売が細り、不況になれば債権と融資の側が動くため、どの窓口が伸びているかを見ると景気の向きまで透ける。
バランスシート (要約)
資産 $88M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $67M(76%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$21M
- 他の流動資産$13M
- 固定資産$55M
- 流動負債$16M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $51M
- 売上成長率
- 12.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 11.2%
- 純利益率
- 7.0%
- ROE
- 5.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $6M
- フリーCF
- −$2M
- 営業CFマージン
- 12.0%
- 現金ランウェイ
- 約9年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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