米国で空母を建造できる唯一の造船所を持ち、原子力潜水艦も手がける、他に代えのきかない地位が最大の強み。巨大な建造設備と熟練の技術者を抱え、新規参入はほぼ不可能。海軍の艦船建造に欠かせない供給元として、長期にわたり安定した受注を得られる立ち位置にいる。
米海軍向けの空母や潜水艦、駆逐艦などの建造が収益の柱。一隻に何年もかける大型の長期契約で、艦船を設計・建造し納入する。新規の建造に加え、配備された艦船の保守や改修も担う。これに、防衛関連の技術サービスが加わる。国防予算に支えられた長期の建造契約から、安定して稼ぐ構造になっている。
国防予算の削減や、海軍の建造計画の見直しで受注が減ると、業績の土台が揺らぐ。大型の建造はコスト超過や納期の遅れが起きやすく、採算を圧迫する。熟練工の不足や、資材・部品の供給網の混乱、政権交代による優先順位の変化も、収益の重しになりうる。建造の遅れが利益を直撃する。
配当を出しつつ、造船設備への投資と、建造の効率化、熟練工の確保に力を入れる経営。国防予算に支えられた長期契約を土台に、米海軍に欠かせない造船所としての地位を生かし、大型建造を着実に進めてコストを管理しながら安定して稼ぐ方針が特徴になっている。
米国の国防予算と、海軍の艦船調達計画に大きく依存する。国防予算と海軍の建造計画が維持されるか、大型の建造を予定どおりコスト内で進められるか、熟練の造船工を確保できるか、そして資材や部品の供給を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。海軍の調達方針が需要の土台になる。
バランスシート (要約)
資産 $12.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5.1B(40%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$774M
- 他の流動資産$2.7B
- 固定資産$9.3B
- 流動負債$3B
- 長期借入金$2.7B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $12.5B
- 売上成長率
- 8.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 5.3%
- 純利益率
- 4.8%
- ROE
- 11.9%
- ROIC
- 6.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.2B
- フリーCF
- $794M
- 営業CFマージン
- 9.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $213M
- 配当性向
- 35.2%
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