HIPO
Hippo Holdings技術を使った自前の住宅の保険の引き受けと、自前の保険会社の基盤を他の代理店に貸す事業を併せ持つ点が最大の特徴。基盤を貸す事業は、免許を持たない代理店にとって頼れる受託事業者になる。人工知能や災害の予測で引き受けを効率化する。一般の住宅保険や新興のネット保険とは異なる、引き受けと基盤の貸し出しを組み合わせた住宅保険の新興の立ち位置にいる。
住宅の保険に関わる二つの事業を持つのが柱。一つは、技術を使って効率よく住宅の保険を引き受ける自前の事業。もう一つは、自前の保険会社の基盤を、免許を持たない他の保険の代理店に貸し、その引き受けの能力や規制の免許、再保険を提供して手数料を得る事業。住宅や賃貸、賠償といった複数の種類の保険を引き受ける。人工知能や災害の予測の技術で引き受けを効率化する。保険料と、基盤を貸す手数料で稼ぐ構造になっている。
ハリケーンや山火事、竜巻といった大規模な自然災害は、住宅の保険に巨額の保険金の支払いを招く最大の弱点になる。基盤を借りる代理店が離れれば、手数料の事業が細る。自前の引き受けで損害の見込みを誤れば、採算が崩れる。再保険の費用の急な上昇も圧迫する。新興のネット保険や大手との競争も激しい。黒字化までの赤字も続く。
配当を出さず、現金を保険会社の基盤を貸す事業の拡大と、人工知能への投資に充てる経営。自前の引き受けの規律を保ちつつ、基盤を借りる代理店を増やすことを重んじる。新築の住宅の保険での提携も生かす。自然災害の損害に備えて自己資本を保ちながら、技術で引き受けを効率化して黒字化を目指す方針が特徴になっている。
住宅保険の市況と、基盤を貸す事業の成長、災害の損害に依存する。住宅の保険の市況が保たれるか、自前の保険会社の基盤を借りる代理店を増やせるか、ハリケーンや山火事などの自然災害の損害を見込みの範囲に抑えられるか、そして人工知能を使った引き受けで採算を改善できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $436M(23%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$218M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $469M
- 売上成長率
- 25.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 12.3%
- ROE
- 13.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $9M
- フリーCF
- $9M
- 営業CFマージン
- 2.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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