景気敏感な事業で、配当も出す会社

排気音まで含めて文化となった、百二十年のブランドの威光が最大の強み。保有者の共同体と中古市場の厚みは、他の乗り物にない世界を作る。金融部門の利益とブランド商品の収入は、車両の波を和らげる脇の支えの立ち位置にいる。
看板の大型バイクの製造販売が収益の柱で、購入資金を貸す自社の金融部門が利益の大きな支えになる。部品や衣料などブランド商品の販売も続く。電動バイクの事業は別会社に切り出した。中核の太い客層に高価格帯の車両を売り、金融の利ざやを重ねて稼ぐ構造になっている。
大型バイクの市場自体が縮み、主客層の高齢化は構造的な逆風であり続ける。景気悪化は高額の趣味の出費を直撃し、金融部門の延滞も増やす。関税の応酬は輸出と部品調達の両面を痛める。ブランドの若返り策は、伝統の客層の反発と隣り合わせになる。
配当を払いながら、大規模な自社株買いで株数を減らす還元の経営。生産と在庫を絞って値崩れを防ぎ、利幅の厚い大型車に集中する。ブランドの磨き直しに賭ける方針が特徴になっている。
中核客層の購買力と、若い世代の取り込み、金融部門の健全さに依存する。高齢化する伝統の客層が買い替えを続けるか、小型や中型で新しい乗り手を呼び込めるか、金利と延滞が金融部門の利ざやを守るか、そして関税と販売店の在庫をこなせるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.1B(39%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
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