パソコンとプリンターで世界的に知られたブランドと、プリンターのインク販売という安定収入が強み。プリンターを使い続ける限りインクが繰り返し売れる仕組みで、薄利のパソコン事業を支える。世界に広がる販売網と、法人向けの基盤を持つ立ち位置も生かせる。
パソコンとプリンターの販売が収益の柱だが、利益の多くはプリンター用のインクやトナーの継続販売から生まれる。プリンター本体は安く売り、消耗品で繰り返し稼ぐ仕組みだ。パソコンは台数が大きいが利益率は薄く、消耗品の安定収入が利益を支える構造になっている。
景気後退でパソコンの買い替えが鈍ると、台数が落ちる。ペーパーレス化が進むと、主な収益源のインク販売が長期で細る。安価な互換インクとの競争や、利益率の薄いパソコン事業への依存も、収益の重しになりうる。成熟市場ゆえ成長が乏しい点も課題だ。
安定した配当と自社株買いで株主に手厚く報いる経営。成長の乏しい成熟市場ゆえ、コスト削減と消耗品の安定収入で利益を守ることを重視する。法人向けのサービスや成長分野へ少しずつ事業を広げつつ、株主還元で価値を高める方針が特徴になっている。
パソコンとプリンターの需要と、消耗品の継続販売に依存する。企業や個人のパソコンの買い替え需要がどう動くか、プリンターの利用とインクの販売を保てるか、そして法人向けのサービスをどれだけ伸ばせるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $41.8B を負債が上回る債務超過の状態。
純資産はマイナスだが、営業利益は支払利息の7.4倍、自由に使える現金で借金を約3.5年で返せる
- 現金・現金同等物$3.7B
- 他の流動資産$18.8B
- 固定資産$19.3B
- 流動負債$29.3B
- 長期借入金$8.8B
- 短期借入金$845M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $55.3B
- 売上成長率
- 3.2%
- 粗利率
- 20.6%
- 営業利益率
- 5.7%
- 純利益率
- 4.6%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $3.7B
- フリーCF
- $2.8B
- 営業CFマージン
- 6.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $1.1B
- 配当性向
- 43.0%
HPQ の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…
