HRMY
Harmony Biosciences過眠症という専門性の高い分野で、規制薬物の指定を受けていない珍しい主力薬を持つ点が最大の強み。患者にとって扱いやすく、専門医に定着している。主力薬を別の病気へ広げる開発や、希少なてんかんの候補の買収で、一製品への依存を減らそうとする、神経分野に特化したバイオの立ち位置にいる。
突然の強い眠気や脱力を起こす過眠症の患者向けに、脳内の覚醒の信号を高める飲み薬を販売するのが収益の柱。この薬は規制薬物の指定を受けていない珍しい承認薬で、専門の医師を通じて処方を広げる。事実上この一製品が稼ぎの大半を占める。これに、開発中の新薬や買収で得た候補を加えて、処方の拡大と新薬の育成で稼ぐ構造になっている。
収益が事実上一つの薬に偏るため、処方の伸びが頭打ちになれば成長が止まる。競合の睡眠障害の薬がすでに強く、新たな薬も加われば処方を奪われる。開発中の新薬や買収した候補が試験で失敗すれば、成長の絵が崩れる。主力薬の特許が切れる時期が近づけば、後発品への置き換えが重荷になる。
配当を出さず、現金を主力薬の販売の拡大と、新薬の開発や買収に充てる経営。主力薬を別の病気へ広げる試験を進め、一製品への依存を減らすことを重んじる。脳と神経の分野に絞り込み、買収で候補を取り込んで成長の幅を作る方針が特徴になっている。
主力薬の処方と、新薬の開発、特許に依存する。過眠症の専門医が主力薬を処方として広げ続けるか、開発中の新しい製剤や別の病気への適応が承認されるか、一製品への依存を減らせるか、そして競合の睡眠薬大手との争いに耐えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $870M(68%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$753M
- 他の流動資産$155M
- 固定資産$365M
- 流動負債$252M
- 長期借入金$144M
- 短期借入金$20M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $868M
- 売上成長率
- 21.5%
- 粗利率
- 77.2%
- 営業利益率
- 24.0%
- 純利益率
- 18.3%
- ROE
- 18.2%
- ROIC
- 15.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $348M
- フリーCF
- $348M
- 営業CFマージン
- 40.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
HRMY の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…