HST
Host Hotels & Resorts有名ブランドの高級ホテルを、好立地で多数保有する点が強み。運営は専門会社に任せ、不動産の所有に徹することで、ブランド力と運営力を借りながら資産価値を生かせる。景気回復局面では宿泊単価の上昇を取り込め、保有物件の入れ替えで質を磨ける立ち位置にいる。
マリオットやハイアットなど有名ブランドの高級ホテルを保有し、その運営を専門会社に任せて得る収益が柱。自社はホテルという不動産を所有する立場で、客室の稼働や宿泊単価に応じて収益が変わる。好立地の高級ホテルを多数持ち、旅行・出張の需要を取り込んで稼ぐ構造になっている。
景気後退や出張の減少、感染症の流行で旅行需要が冷えると、客室の稼働と単価が落ち、収益が大きく減る。ホテルは運営の固定費が重く、需要の落ち込みが利益を直撃する。金利上昇による評価額の重しや、改装費の負担も、リスクになりうる。
旅行需要に応じて配当を調整しつつ、好立地の高級ホテルへの入れ替えと改装、自社株買いに資金を振り向ける経営。運営を任せて不動産の質に集中し、景気回復局面で単価上昇を取り込みながら、財務の健全さを保って稼ぐ方針が特徴になっている。
旅行・出張の需要と、客室の稼働・単価に依存する。景気が良く旅行や会議が活発か、高級ホテルの宿泊単価を保てるか、保有物件の入れ替えで質を高められるか、そして金利の水準が、業績を左右する大きな前提になる。高級ホテルは景気に敏感だ。
バランスシート (要約)
資産 $13B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $6.6B(50%)。
自己資本と借入のバランスは同業の平均より良い
- 現金・現金同等物$768M
- 長期借入金$1.3B
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $6.1B
- 売上成長率
- 7.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 14.0%
- 純利益率
- 12.5%
- ROE
- 11.7%
- ROIC
- 5.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.5B
- フリーCF
- $1.2B
- 営業CFマージン
- 24.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $623M
- 配当性向
- 81.4%
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