まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
断熱材やクッションの原料となる樹脂の中間品で世界の主要な生産者の一角を占める規模が最大の強み。基礎的な化学品に加え、航空機や塗料向けの高性能な樹脂も併せ持ち、用途の幅で市況の波を和らげる。半世紀を超える歴史と創業家の関与で、化学の中堅として粘り強く稼ぐ立ち位置にいる。
建物の断熱材や、自動車や家具のクッション、接着剤の原料になる樹脂の中間品を作って売るのが収益の柱で、この分野で世界の主要な生産者の一角を占める。加えて、特殊な用途の化学品や、航空機や塗料に使う高性能の樹脂も手がける。価格が市況で上下する基礎的な化学品を、量と採算のバランスを見ながら売って稼ぐ構造になっている。
主力の樹脂原料は海外での増産で供給過剰に陥りやすく、価格が崩れると採算が一気に悪化する。建設や自動車が景気後退で冷えれば需要が直接細る。エネルギーや原料の高騰は採算を圧迫する。もの言う株主の圧力で事業の売却や再編を迫られ、配当の維持にも緊張が走る。
配当を維持しながら、市況の波に応じて生産と費用を調整する経営。採算の悪い事業を売却して身軽になる動きも進める。もの言う株主の圧力を受けつつ、資本の配分の見直しと費用の削減で立て直しを図る方針が特徴になっている。
樹脂原料の市況と、建設と自動車の需要、原料費に依存する。建設や自動車が活発で断熱材やクッションの原料が売れるか、海外の増産で世界的な供給過剰に陥らないか、原料となるエネルギーの費用を抑えられるか、そしてもの言う株主の要求にどう応えるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.8B(39%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
読み込み中…