
景気敏感な事業で、配当も出す会社
薬品を売るだけでなく、配合と投入の管理まで請け負う現場密着の網が最大の強み。水処理は止められない業務で、顧客は信頼した配達人を替えない。規制の強化が需要を底上げする水の領域に買収で集中し、半世紀の増配を続ける堅実な複利の立ち位置にいる。
自治体の水道や工場の用水を浄化する薬品の配合と配送が収益の最大の柱。タンク車で顧客の現場に届け、投入の管理まで請け負う密着型の商売になる。食品や医薬向けの特殊原料の流通と、農業向けの肥料も手がける。地場の水処理会社の買収を重ね、水という必需の薬品で稼ぐ構造になっている。
原料の化学品の急騰に転嫁が遅れると、薄い利幅が削られる。買収頼みの拡大は対象の枯渇と高値づかみの危険を抱える。農業向けは天候と作付けに振られる。地味な業態ゆえ人材の確保と物流費の上昇が静かに利益を蝕む。
半世紀近い連続増配を守りながら、利益を水処理会社の買収に再投資する経営。財務の健全さを保ち、地域ごとの密着網を広げる。配合の付加価値で薄利の流通から抜け出す方針が特徴になっている。
水処理の需要と、買収の継続、原料価格の転嫁に依存する。水道と排水の規制が薬品の需要を支え続けるか、地場の同業を妥当な値段で買い続けられるか、原料の価格変動を配合品の値付けで転嫁できるか、そして配送網の人手を確保できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $986M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $534M(54%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
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