IAC は、ネット事業を育てては分離上場させてきた著名経営者の持株会社だ。
最大の強みは、数々のネット企業を産み分離してきた、資本配分の実績と経営者の目利きにある。保有する現金と持分は次の仕掛けの弾になり、資産の合計に対する株価の割安が常に語られる。一方で人工知能が検索の答えを直接示す流れは、記事サイトの流入と広告という媒体事業の土台を構造的に削る。複数事業の寄せ集めは評価が割れやすく、次の分離や買収が不発なら持株会社の存在意義が問われる。IAC を読むときは、媒体事業の流入と広告、資本配分の動きを軸に見るとよい。
