
国境の街々で築いた半世紀の信頼と、対メキシコ商流への深い理解が最大の強み。大手銀行には小さすぎ、新規参入には専門性が高すぎる市場で大きなシェアを持つ。業界屈指の経費率の低さと厚い資本も特徴で、国境をまたぐ商取引に強い銀行である。
テキサス州南部からメキシコ国境沿いの都市での貸出と預金の利ざやが収益の柱。対メキシコ貿易に関わる企業や倉庫、物流施設への融資に強く、国境をまたぐ商流の決済や送金の手数料も加わる。創業家出身の経営者が半世紀近く率い、経費を切り詰めた運営で業界屈指の利益率を保つ。国境経済の成長と堅い審査で稼ぐ構造になっている。
関税の引き上げや通商摩擦は、国境貿易という土台を直接揺らす。メキシコ経済の混乱や治安の悪化も商流を細らせる。貸出が商業用不動産に偏るため、市況の悪化は貸し倒れに直結する。長期政権の経営は安定の裏で、後継の不透明さという宿題を抱える。
配当を着実に続け、余った資本は自社株買いで返す堅実な経営。半世紀近い長期政権の下、流行の事業に手を出さず、経費の規律と審査の保守性を貫く。国境地帯への集中という地の利を磨き続ける方針が特徴になっている。
国境貿易の活発さと、利ざやの維持、商業用不動産の健全さに依存する。メキシコとの貿易と工場移転の流れが国境の街を潤し続けるか、低コストの預金基盤を守れるか、貸出の中心である商業用不動産の質を保てるか、そして通商政策の変転が商流を壊さないかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $16.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.3B(20%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$536M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 12.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $491M
- フリーCF
- $473M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $87M
- 配当性向
- 21.1%
IBOC の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…