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ImmunityBioIL-15というリンパ球を呼び覚ますたんぱく質を人工的に強めた、免疫活性化剤として世界初の承認薬を持つ。創業者のスーン・シオン氏が議決権の多くを握り、経営の意思決定を事実上一手に担う。
2024年4月に米国で承認された膀胱がん治療薬ANKTIVAを、泌尿器の専門医に向けて売る。免疫のスイッチ役IL-15を人工的に強めたたんぱく質で、同じ仕組みを肺がんなど他のがんへ広げる治験も並行して進めている。
2025年5月には膀胱がんの適用追加の申請がFDAに受理されず、追加試験を求められる可能性が残っている。累積損失は$3.7Bに達する一方で手元資金は$242.8Mしかなく、増資や転換社債の株式化のたびに既存株主の持ち分は薄まる。
米国に続いて英国、サウジアラビア、EUで承認を取り付け、足場を先に確保してから販売量を追う順番で動く。手元資金が薄いぶん、将来の売上への権利を売る契約や関連会社からの借り入れで開発費をつなぐ。
2025年の売上$113Mは前年の約8倍だが、この伸びは膀胱がん一つの処方が広がった結果でしかない。研究開発と販売の資金は、将来の売上の一部を投資家に渡す契約と、創業者の関連会社が持つ$505Mの転換社債で回している。
この会社をどう読むか
ImmunityBioにとってANKTIVAは、創業以来ずっと開発費だけを積み上げてきた末に、2024年4月にようやく手にした最初の商品だ。BCGという古い治療が効かなくなった膀胱がんの患者に、免疫の側から攻め直させる。
発売から2年足らずで英国、サウジアラビア、EUの承認も取り、2025年の売上は前年の約8倍になった。それでも累積損失$3.7Bに対して手元資金は$242.8M。肺がんへ広げられるかどうかを、資金が尽きる前に示せるかという勝負が続く。
バランスシート (要約)
資産 $502M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$88M
- 他の流動資産$227M
- 固定資産$187M
- 流動負債$62M
- 短期借入金$2M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $113M
- 売上成長率
- 668.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −226.0%
- 純利益率
- −310.2%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$305M
- フリーCF
- −$309M
- 営業CFマージン
- −269.2%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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