InterDigital は、携帯通信や動画圧縮の基礎技術の特許を多数持ち、使う企業からライセンス料を得る研究開発会社だ。
最大の強みは、あらゆる機器に欠かせない基礎技術の標準特許を多数持つ点にある。標準に組み込まれた特許は、その技術を使う限り避けて通れず、安定したライセンス料を生む。製品を作らず研究開発と特許に集中する身軽な構造で、高い利益率を保てる。一方でメーカーがライセンス料の支払いを拒んだり条件を不利にしたりすると収入が揺らぎ、対価をめぐって長く費用のかかる訴訟になることも多い。主要特許の期限切れや契約更新の難航も重しだ。IDCC を読むときは、ライセンス契約の獲得・更新と対象機器の販売、特許の有効性を軸に見るとよい。
