ILMN
Illumina
遺伝子解析装置で世界をリードする技術と、装置と消耗品を組み合わせた事業構造が最大の強み。一度装置が導入されると専用の試薬が繰り返し売れ、切り替えにくい。解析コストを下げて新しい用途を開拓してきた実績で、研究と医療の現場に深く根づいた立ち位置にいる。
遺伝子の配列を読み解く解析装置の販売が入り口で、収益の柱はその装置に使う専用の試薬や消耗品にある。一度装置を導入した研究機関や病院は、解析のたびに自社の試薬を使い続ける。装置を広く普及させ、消耗品を繰り返し売ることで、安定した収入を積み上げる構造になっている。
研究予算が絞られると、装置や試薬の需要が鈍る。競合が高性能で安い装置を出すと、装置と消耗品の両方でシェアを奪われる。装置の世代交代の端境期に買い控えが起きることや、価格競争も、収益の重しになりうる。
配当を出さず、稼いだ資金を装置と解析技術の研究開発に振り向ける成長志向の経営。装置の普及で消耗品の継続収入を広げる循環を重視し、解析コストの低下と新しい用途の開拓で、稼ぐ力を高める方針が特徴になっている。
遺伝子解析の需要と、装置の普及に依存する。研究機関や病院、創薬企業がどれだけ解析を行うか、消耗品の継続販売を積み上げられるか、そしてがん検査など新しい用途を開けるかが、業績を左右する大きな前提になる。研究予算の動向も需要を左右する。
バランスシート (要約)
資産 $6.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.7B(41%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$1.4B
- 他の流動資産$1.9B
- 固定資産$3.4B
- 流動負債$1.6B
- 長期借入金$1.5B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4.3B
- 売上成長率
- −0.7%
- 粗利率
- 66.1%
- 営業利益率
- 18.6%
- 純利益率
- 19.6%
- ROE
- 31.2%
- ROIC
- 15.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.1B
- フリーCF
- $931M
- 営業CFマージン
- 24.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
ILMN の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…