IMAX
IMAX世界最大規模の巨大スクリーンの上映網を持ち、競合を大きく引き離す地位が最大の強み。映画を専用に作り直す技術と、据え付けから保守までを一手に担う仕組みは容易に真似できない。話題の大作を「最高の画面で見る」体験の代表例として、映画館の付加価値を担う立ち位置にいる。
巨大なスクリーンと専用の映写、音響をひとそろいにした上映の仕組みを、世界中の映画館に売り、あるいは貸し出すのが収益の柱。さらに、通常の映画をこの巨大スクリーン向けに作り直し、上映された興行収入の一部を受け取る。据え付けた設備の保守料も続く。世界に広がる上映網と、話題の大作の興行成績で稼ぐ構造になっている。
話題の大作が少ない年は、興行収入の分け前が細る。映画館の運営会社が経営難に陥れば、設備の販売や上映網が傷む。出前のように家で映画を楽しむ流れは、映画館そのものへの逆風になる。競合の大画面の方式が広がれば、独自性が薄れて価格と稼働が圧迫される。
配当を出さず、現金を上映網の拡大と自社株買いに充てる経営。話題作との連携と、上映する作品の幅を広げることを重んじる。映画に加え、音楽や催し物の上映にも巨大スクリーンを使い、興行の波を和らげる方針が特徴になっている。
大作映画の興行と、上映網の稼働、映画館との関係に依存する。世界を沸かせる話題作が公開されてスクリーンが埋まるか、据え付けた上映網が高い稼働を保つか、映画館の運営会社との関係を維持できるか、そして競合する大画面の方式に押されないかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $894M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $338M(38%)。
開示から読める範囲では並の水準
- 現金・現金同等物$151M
この判定で見た指標: 自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $410M
- 売上成長率
- 16.5%
- 粗利率
- 60.0%
- 営業利益率
- 20.5%
- 純利益率
- 8.5%
- ROE
- 10.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $127M
- フリーCF
- $119M
- 営業CFマージン
- 31.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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