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Ingram Micro Holding膨大な種類のIT製品を在庫し、世界中の販売店や企業に素早く供給できる品ぞろえと物流網が強み。メーカーには販路、販売店には調達先として、両者をつなぐ要になる。導入支援やクラウドの仲介といった付加価値のサービスも提供し、単なる製品販売を超えた役割で、世界最大級のIT流通の地位を保つ立ち位置にいる。
パソコンやサーバー、通信機器、ソフト、クラウドサービスを、メーカーから大量に仕入れ、販売店や企業のIT担当に卸す流通が収益の柱。膨大な種類の製品を在庫し、世界中に供給する。製品の販売に加え、導入の支援やクラウドの仲介、物流などのサービスも担う。メーカーと販売店をつなぎ、幅広い品ぞろえと供給力で薄利多売をこなして稼ぐ構造になっている。
景気後退で企業のIT支出が絞られると、製品の流通量が減って販売が鈍る。IT機器は需要と在庫の波があり、需要が急に冷えると抱えた在庫が値下がりする。流通業ゆえ利益率が薄く、価格競争や、メーカーが直接販売やクラウドへ移る動きも、収益の重しになりうる。薄利と在庫リスクが弱みになる。
配当を出しつつ、在庫・物流の効率化と、クラウド仲介など付加価値サービスの強化、仕入れ関係の維持に力を入れる経営。IT支出の波で振れる薄利の流通事業で、幅広い在庫と供給力を強みに、在庫リスクを管理しながら、付加価値のサービスで利益を補って着実に稼ぐ方針が特徴になっている。
企業のIT支出と、製品の需要、在庫の管理に依存する。企業や消費者のIT機器・ソフトの需要が活発か、幅広い在庫と素早い供給を保てるか、メーカーとの仕入れ関係を維持できるか、そしてクラウドの仲介など付加価値のサービスを伸ばせるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $21.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $4.2B(20%)。
おおむね健全。一部の指標に改善余地
- 現金・現金同等物$1.9B
- 他の流動資産$16.4B
- 固定資産$3B
- 流動負債$13.7B
- 長期借入金$2.7B
- 短期借入金$450M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $52.6B
- 売上成長率
- 9.5%
- 粗利率
- 6.7%
- 営業利益率
- 1.7%
- 純利益率
- 0.6%
- ROE
- 7.7%
- ROIC
- 9.3%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $916M
- フリーCF
- $785M
- 営業CFマージン
- 1.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $78M
- 配当性向
- 23.9%
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