食品の原料という、製品に欠かせず安定した需要のある分野で、世界規模の供給網と幅広い品ぞろえを持つ点が強み。汎用の甘味料・でんぷんに加え、糖分の少ない甘味料や食感を出す特殊な原料など、付加価値の高い製品へ広げている。食品メーカーの製品に組み込まれると切り替えにくく、受託事業者として安定して稼げる立ち位置にいる。
トウモロコシや穀物、いもなどを加工して、甘味料やでんぷん、とろみや食感を出す原料を作る販売が収益の柱。これらは食品メーカーや飲料会社が、菓子や飲料、加工食品を作る際に使う。健康志向に応えた糖分の少ない甘味料や、植物由来の原料も手がける。食品会社の製品に欠かせない原料を供給する受託事業者として稼ぐ構造になっている。
原料となる穀物の価格が高騰すると、生産コストが上がり採算が悪化する。汎用の甘味料は市況で値が振れ、価格競争に陥りやすい。食品メーカーの生産の落ち込みや、健康志向で特定の甘味料の需要が変わること、為替の影響も、収益の重しになりうる。汎用品の比率が高いほど市況の波を受けやすい。
配当を出しつつ、付加価値の高い原料への移行と、健康志向への対応、効率的な生産に力を入れる経営。食品の原料という安定した需要を土台に、汎用品の市況の波を付加価値の高い特殊原料で和らげ、穀物価格を管理しながら、健康志向の流れを取り込んで着実に稼ぐ方針が特徴になっている。
食品・飲料の需要と、原料の穀物価格、健康志向への対応に依存する。食品メーカーの生産が活発で原料の需要が強いか、トウモロコシなど原料の価格を価格に転嫁できるか、糖分の少ない甘味料など健康志向の原料を伸ばせるか、そして付加価値の高い原料に移れるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $7.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $4.3B(54%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$1B
- 他の流動資産$2.5B
- 固定資産$4.4B
- 流動負債$1.3B
- 長期借入金$1.7B
- 短期借入金$48M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $7.2B
- 売上成長率
- −2.8%
- 粗利率
- 25.3%
- 営業利益率
- 14.1%
- 純利益率
- 10.1%
- ROE
- 17.1%
- ROIC
- 13.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $944M
- フリーCF
- $511M
- 営業CFマージン
- 13.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $211M
- 配当性向
- 28.9%
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