Intel は、かつてパソコン用半導体で世界の王者だったが、いまは製造技術の出遅れを取り戻そうとする「再建途上」の会社だ。
設計から製造まで自前でこなす総合力は今も強みだが、最先端の製造で競合に後れを取り、シェアを削られてきた。そこで巨額を工場に投じ、他社の半導体も請け負う製造業者へ生まれ変わろうとしている。Intel を読むときは、過去の栄光ではなく、製造の遅れを取り戻せるかという再建の進み具合を軸に見るとよい。

半導体を自前で設計し製造もできる、米国では数少ない総合力が強み。経済安全保障の観点から各国の支援を受けやすく、国産の製造拠点としての戦略的な価値を持つ。
パソコンやサーバーに使う頭脳役の半導体(CPU)の設計・製造・販売が収益の柱。自社で工場を持つのが特徴で、近年は他社の半導体を受託製造する事業も立ち上げ、収益源を広げようとしている構造になっている。
製造技術の遅れが続くと、設計に強い競合や受託製造の最大手にシェアを奪われ続ける。巨額の工場投資が成果を生む前に資金繰りが厳しくなれば、再建そのものが揺らぐリスクがある。
出遅れた製造技術への巨額投資を最優先に、事業の選択と集中を進める再建モード。配当は圧縮してでも工場と技術に資源を振り向け、受託製造という新事業の立ち上げに賭けている。
自己資本と現金は厚めだが、本業は赤字で資金を消費している段階です。手元現金は今の燃焼ペースで約3年分。黒字化の道筋が焦点になります。
前年比。3年の年平均は -5.7%
売上から原価を引いた、商品そのものの儲けの厚さ
本業でどれだけ稼げているか。マイナスは本業赤字
株主のお金をどれだけ効率よく利益に変えたか
本業で実際に生まれた現金。利益と違い会計の調整を含まない
営業CFから設備投資を引いた、自由に使える現金
今の現金燃焼ペースで手元資金がもつ年数。短いほど増資・借入の必要が迫る
株価に対して年間いくら配当が出るか
利益のうち配当に回す割合。高すぎると無理がある
Intel は、かつてパソコン用半導体で世界の王者だったが、いまは製造技術の出遅れを取り戻そうとする「再建途上」の会社だ。
設計から製造まで自前でこなす総合力は今も強みだが、最先端の製造で競合に後れを取り、シェアを削られてきた。そこで巨額を工場に投じ、他社の半導体も請け負う製造業者へ生まれ変わろうとしている。Intel を読むときは、過去の栄光ではなく、製造の遅れを取り戻せるかという再建の進み具合を軸に見るとよい。
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