まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
量子コンピューターという、成功すれば計算の常識を変えうる分野で先行する点が最大の強み。イオンを使う独自方式に強みを持つとされ、政府や大手企業との連携、潤沢な資金を引き寄せてきた。実現すれば巨大な市場を開く、夢の大きい挑戦に賭ける立ち位置にいる。
イオンを使う方式の量子コンピューターを開発し、クラウド経由で使わせる利用料や、政府・企業との共同研究、装置の販売が収益の源。ただし量子コンピューターはまだ実用化の途上で、売上は乏しい。会社の価値の大半は、いずれ訪れる実用化への期待にあり、いまは研究開発への先行投資が続く段階にある。
技術開発が思うように進まず、実用化が遠のくと、期待が剥落して価値が大きく崩れる。売上が乏しいため、開発資金が尽きると増資で株式の価値が薄まる。他方式の量子コンピューターや大手との競争に敗れることや、過熱した期待の反動も、大きなリスクになる。
配当を出さず、調達した資金を量子コンピューターの研究開発に集中投下する、実用化を目指す挑戦的な経営。目先の利益より技術的な前進を最優先し、政府・企業との連携と増資で長い開発期間を支えながら、実用化という大きな賭けに挑む方針が特徴になっている。
量子コンピューターの技術開発の進み具合と、開発資金の確保に大きく依存する。計算の精度や規模を高める技術的な前進があるか、政府や企業との契約を取れるか、そして実用化までの長い期間を支える資金を保てるかが、企業の価値を左右する決定的な前提になる。
資産 $6.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.8B(58%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約3年分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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