景気敏感な事業で、配当も出す会社
香水の企画と販路に特化し、ブランドの名声と職人の調香を結びつける目利きの実績が最大の強み。自社ブランドを持たない中立の立場が、複数の有名ブランドからの信頼を支える。香水ブームの追い風を、身軽な代理人として最も効率よく受ける立ち位置にいる。
ファッションや宝飾の有名ブランドと長期契約を結び、その名を冠した香水の企画から製造、世界販売までを担う事業が収益の柱。ブランド側は使用料を受け取り、同社は売上の大半を取る。十数の看板を抱える品揃えの分散が波を和らげる。工場を持たない委託生産で、香りの企画力と販路で稼ぐ構造になっている。
契約ブランドの解約や自社回収は、柱を丸ごと失う構造的な急所になる。香水は嗜好品で、不況は贈答と自分買いの両方を細らせる。大手化粧品グループとの契約争奪は条件を吊り上げる。為替の振れは欧州中心の収益を揺らす。
増配を続けながら、新契約の獲得と販路の直営化に投資する経営。創業者親子が率い、契約ブランドの世界観を守る丁寧な運営で信頼を積む。無借金級の財務で契約の好機を待つ方針が特徴になっている。
契約ブランドの更新と、香水市場の活況、新契約の獲得に依存する。中核ブランドとの長期契約が更新され続けるか、世界の香水需要とくに若年層の伸びが続くか、新しい有名ブランドの香水権を競合から獲得できるか、そして為替と関税の波を吸収できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $1.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $881M(56%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
読み込み中…