Independence Realty Trust は、南部と中西部の中価格帯の賃貸住宅を束ねる不動産投資信託だ。
最大の強みは、高級物件がひしめく市場で、あえて中価格帯に絞った点にある。手頃な家賃の物件は景気が悪くても需要が残り、新築の競合も建てられない価格帯ゆえ供給の波を受けにくい。改修で家賃を引き上げる再生の腕も持つ。一方で新築の供給過剰が長引くと家賃の競争で値上げが止まり、地域経済の悪化は入居率と滞納を悪化させる。金利上昇と運営費の高騰も配当の余力を削る。IRT を読むときは、入居率と家賃の伸び、供給の消化を軸に見るとよい。

