安定して稼ぎ、配当も出す手堅い会社
製薬と医療機器という別性格の事業を1社で抱え、片方の製品サイクルが鈍っても他方で吸収できる構造が他の純粋製薬・純粋デバイスメーカーにない強み。2025年10月に発表した整形外科事業の分離で、さらにポートフォリオを絞り込もうとしている。
売上の中心はがん・免疫・神経領域の医薬品事業。多発性骨髄腫薬DARZALEXだけで売上の約15%、乾癬薬STELARA・TREMFYAが続く。残りの軸は医療機器(心臓電気生理、整形外科、外科ロボット、ACUVUEコンタクト等)。
STELARAの後発品が世界各国で立ち上がり、売上の段差が顕在化する局面が直近の試練。長く続くベビーパウダー(タルク)訴訟の累積引当金や、IRAによる薬価引き下げの影響範囲も読みにくいリスク。
Joaquin Duato CEOの下、配当を毎年積み上げる安定経営。事業の取捨選択(Kenvueスピンオフ、整形外科分離計画)と、買収(Abiomed、Shockwave等)でMedTechを補強する、攻守両面のキャピタルアロケーションを取る。
主要医薬品の特許期間と、後続バイオシミラーへの切り替え速度に依存する。米国IRA法によるメディケア薬価交渉の対象拡大、保険償還の単価圧力、世界中の規制動向にも左右される。
資産 $199.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $81.5B(41%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
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