KBR は、軍や宇宙機関への技術支援と、化学プラントの設計技術を二本柱とする会社だ。
最大の強みは、巨額損失を生んだ固定価格の建設から撤退し、人と知見で稼ぐ技術サービスに事業を作り替えた転身にある。軍と宇宙の現場に深く入り込んだ数十年の信頼は新規参入では代替できず、アンモニア製造技術の知財は水素時代に再評価される。一方で収益の過半を政府に頼るため、予算の停滞や契約の競争敗北は直撃する。政権交代に伴う支出の見直しは案件の凍結を招きえ、化学の技術供与も顧客の投資判断次第で波がある。KBR を読むときは、政府の受注残と契約更新、技術供与の案件を軸に見るとよい。
