配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
安全に直結する自動車向けの電子機器の受託製造で四十年の実績を持ち、六十年を超える歴史を背に、自動車と医療、産業に的を絞る点が最大の特徴。医療の機器や消耗品の受託製造へも広げる。世界最大級の受託製造の大手とは異なり、安全が問われる自動車と、伸びる医療という分野に特化した、中堅の受託製造の立ち位置にいる。
自動車や医療、産業のメーカーに代わって、製品の電子基板の組み立てや検査、システムの組み立てを受託して製造するのが事業の柱。売上のほぼ半分が、安全に直結する自動車向けで、四十年の実績を持つ。残りを医療と産業が占める。設計から部品の調達、試作までを担い、近年は医療の機器や消耗品の製造も広げる。米国やメキシコ、中国、欧州、タイに工場を持つ。受託した電子機器の製造で稼ぐ構造になっている。
売上が少数の大口の顧客に偏るため、その契約の解約や発注の減少が業績を直撃する弱点を抱える。世界最大級の受託製造の大手や、台湾系の同業との競争が激しい。半導体の不足や納期の延びは、製造を妨げる。自動車の電子の構造の変化も需要を揺らす。医療の受託製造の立ち上げがうまくいかない恐れもある。関税や原料費の変動も逆風になる。
配当を出さず、現金を生産の能力への投資、とりわけ医療の受託製造の拡大に充てる中堅の受託製造の経営。安全に直結する自動車向けの長い実績を土台に、伸びる医療の分野を育てる。少数の大口の顧客への依存を和らげるため、医療への拡大と顧客の幅を広げることを重んじる方針が特徴になっている。
受託の需要と、大口顧客、部品の供給に依存する。自動車や医療、産業のメーカーが、電子機器の製造の受託に発注を続けるか、売上の大きな部分を占める少数の大口の顧客との契約を保てるか、半導体や電子の部品を安定して調達できるか、そして医療の受託製造の立ち上げを進められるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $1.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $585M(54%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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