景気敏感な事業で、配当も出す会社
幹部紹介の世界最大手という看板と、報酬や能力の膨大な独自データが最大の強み。誰がいくらで何ができるかというデータは、助言の説得力の源泉になる。紹介から組織づくりまで一気通貫で請け負える品揃えは、単機能の競合にない総合力の立ち位置にいる。
企業の経営幹部や役員を探して紹介する、成功報酬型の人材紹介が祖業で収益の柱。これに、報酬制度や組織の設計を助言するコンサルティング、管理職の能力評価と研修、中間層の採用代行が加わる。紹介で築いた経営陣との関係が他の契約の入り口になる。人と組織の課題を多面的に請け負って稼ぐ構造になっている。
景気後退で企業が採用を凍結すると、成功報酬の祖業が真っ先に細る。コンサル契約も予算削減の対象になりやすい。看板コンサルタントの引き抜きは顧客ごと失う。人工知能が候補者探しを自動化する流れは、紹介という仲介の存在意義を長期で問う。
配当を増やしながら、買収でコンサルと研修の品揃えを広げる経営。景気に振れる紹介業の波を、契約型のコンサルと研修の積み上げで和らげる。人材データの資産化と人工知能の活用を急ぐ方針が特徴になっている。
企業の採用意欲と、コンサル需要、人材の確保に依存する。幹部の採用と入れ替えが活発か、組織改革や報酬設計の助言が景気の波を越えて続くか、稼ぎ頭のコンサルタントを引き留められるか、そして人工知能による採用業務の自動化を道具にできるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $4.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2B(49%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
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