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Kemper大手が敬遠しがちな信用の低い運転者や移民の多い層に的を絞り、その層を見極める引き受けの知見を積んだ専門性が最大の強み。長い歴史を持ち、独立した代理店の網を通じて契約を集める。大手の総合保険とは異なる専門分野に特化し、その市場で粘る中堅保険の立ち位置にいる。
保険料を集めて運用し、事故や死亡の際に保険金を払う差で稼ぐのが事業の柱。柱は、大手が敬遠しがちな信用情報の乏しい運転者や、移民の多い層を狙った自動車保険で、カリフォルニアやフロリダ、テキサスに営業が集中する。これに加え、低所得層向けの少額の生命保険も手がける。独立した代理店を通じて契約を集める。保険の引き受けの利益と運用の収益で稼ぐ構造になっている。
カリフォルニアは保険料の値上げに認可が要り、損害の増加に料率が追いつかないと採算が崩れる。賠償額の高騰や事故の増加は引き受けの利益を圧迫する。フロリダの暴風雨は巨額の保険金の支払いを招く。大手の自動車保険会社や新興のネット保険との価格競争も激しい。専門分野への集中ゆえ、その市場の不振が業績を直撃する。
配当を出しながら、専門分野である信用の低い運転者向けの自動車保険に集中する経営。採算の合わない事業を縮小し、損害に見合う保険料率の確保を最優先に置く。災害に備えた再保険と自己資本を厚く保ち、引き受けの規律を重んじる方針が特徴になっている。
保険料率の認可と、事故の損害、運用に依存する。営業の中心であるカリフォルニアなどで、損害に見合う保険料率の値上げの認可を得られるか、事故の頻度と一件あたりの賠償額を抑えられるか、フロリダの暴風雨など災害の損害を制御できるか、そして集めた保険料の運用が収益を生むかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $12.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.7B(21%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$124M
- 長期借入金$944M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4.8B
- 売上成長率
- 3.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 3.0%
- ROE
- 5.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $585M
- フリーCF
- $554M
- 営業CFマージン
- 12.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $80M
- 配当性向
- 55.5%
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