景気敏感な事業で、配当も出す会社
八十年を超える歴史で超硬の刃物の技術を磨き、製造業の現場に消耗品として深く食い込んだ地盤が最大の強み。買い替え需要が安定した収益を生む。刃物に加えて鉱山や道路向けの耐摩耗部品も持ち、硬い材料を扱う知見を幅広い現場に展開する老舗の立場にいる。
自動車や航空機、機械の部品を作る工場で、金属を削ったり穴を開けたりする超硬の刃物を作って売るのが収益の柱。刃先は使ううちに摩耗するため、繰り返し買い替えられる消耗品として安定して売れる。もう一つの柱が、鉱山や道路、製鉄の現場で岩や金属の摩耗に耐える部品で、過酷な環境向けの硬い材料を供給して稼ぐ構造になっている。
製造業の稼働が落ちると、消耗品の刃物の売れ行きが直接細る。景気後退で自動車や機械の生産が止まれば打撃は大きい。刃物の主原料となる希少金属は産地が偏り、価格や供給が政治情勢に揺らされる。安価な海外勢との競争は価格を押し下げ、採算をじわじわ削る。
配当を維持しながら、製造の効率化と費用の削減で薄い利益率の改善を進める経営。希少金属の調達網を見直して原料リスクを抑える。成長する分野の刃物に投資を絞り、安価な海外勢との違いを技術で保つ方針が特徴になっている。
製造業の稼働と、鉱山や建設の需要、原料費に依存する。自動車や航空機、機械の工場が活発に動いて刃物が使われ続けるか、鉱山や道路の現場で耐摩耗の部品が売れるか、刃物の主原料となる希少金属を安定して安く調達できるか、そして安価な海外勢に押されないかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $3.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.6B(50%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
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