
KN
Knowles補聴器の音響部品という極小で高精度の領域をほぼ独占し、医療と防衛の高信頼部品を第二の柱にした選択と集中が最大の強み。消費者向けの薄利を捨てて利幅の厚い専門部品に純化した。高齢化と安全保障という二つの確かな需要の部品箱の立ち位置にいる。
補聴器に組み込む超小型のスピーカーとマイクの販売が収益の柱の一つで、世界の補聴器大手をほぼ独占的に押さえる。もう一つの柱は、医療機器や防衛、電力機器に使う高信頼の特殊コンデンサーになる。スマホ向けのマイク事業は売却した。高齢化と防衛という息の長い需要に部品で乗る構造になっている。
補聴器は少数の大手メーカーへの依存が高く、設計変更や内製化が穴になる。市販型の安価な補聴器は単価を削る諸刃になりうる。防衛と医療の部品は認定の壁で守られる半面、案件の期ずれが業績を振らす。買収の借入とのれんも残る。
配当を出さず、現金を自社株買いと特殊部品の買収に振り向ける経営。汎用品から撤退し、認定と信頼で守られた領域に資源を寄せる。補聴器と防衛医療の二つの事業の均衡を保つ方針が特徴になっている。
補聴器市場の成長と、防衛と医療の部品需要、買収の統合に依存する。高齢化と聴覚ケアの普及が補聴器の数量を支えるか、防衛と電力の投資が特殊部品の受注を生み続けるか、買収したコンデンサー事業の統合が利幅を高めるか、そして市販補聴器の波を取り込めるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $776M(74%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$54M
- 他の流動資産$237M
- 固定資産$760M
- 流動負債$106M
- 長期借入金$114M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $593M
- 売上成長率
- 7.2%
- 粗利率
- 43.2%
- 営業利益率
- 11.9%
- 純利益率
- 7.5%
- ROE
- 5.7%
- ROIC
- 6.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- —
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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