KRG
Kite Realty Group Trust2021年にRetail Properties of Americaと合併し、時価総額で屋外型商業施設REITの上位5社に入る規模を得た。食品スーパーを核にした郊外型施設に絞り込み、ネット通販に置き換わりにくい日常需要を集めている。
食品スーパーやディスカウント店を核テナントに置いた屋外型商業施設を、全米サンベルト地域を中心に運営し、賃料で稼ぐ。賃料の79%が食品スーパーを含む施設から生まれ、日常の買い物という景気に強い需要が支えになっている。
小売テナントの倒産や閉店が相次げば、空室が増えて賃料収入が落ちる。金利が上がれば借入コストが重くなり、$1.1Bのリボルビング枠を含む財務の余力も試される。
ダラス近郊の複合施設Legacy Westを52%出資のジョイントベンチャーで取得する一方、非中核の物件は売却して資金を組み替える。自社株買いに$247.7Mを投じつつ、年$1.245の配当も維持している。
核となる食品スーパーが客を連れてくるかどうかで、周りの小型店の賃料まで決まる。2025年に結んだ新規・更新の契約は従来より13.8%高く、入居率も95.1%を保った。この賃料の上げ幅が鈍れば、成長は物件の売買頼みになる。
この会社をどう読むか
Kite Realty Group Trustという名前は地味だ。だが2021年のRetail Properties of Americaとの合併で、屋外型商業施設REITの上位5社に入った。核にあるのは、いつも通う食品スーパーだ。
全米167件の施設のうち、賃料の79%は食品スーパーを含む物件から生まれる。2025年の入居率は95.1%。一方でダラス近郊のLegacy Westを共同出資で買い、13件を売却するなど、物件を入れ替える手も並行して動かしている。
バランスシート (要約)
資産 $6.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.1B(46%)。
おおむね健全。同業の平均並みの水準
- 現金・現金同等物$37M
- 長期借入金$3B
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $844M
- 売上成長率
- 0.8%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 35.4%
- ROE
- 9.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $430M
- フリーCF
- $278M
- 営業CFマージン
- 50.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $236M
- 配当性向
- 79.2%
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