
景気敏感な事業で、配当も出す会社
世界中で名前の通った定番ジーンズを二つ同時に持つ、ブランド資産の厚みが最大の強み。流行を追わない定番品は値引きが浅く、広告費も新規ブランドより軽い。デニムに絞った生産と調達の規模は単価の安さに直結し、地味な定番品を現金製造機に変える専業の立ち位置にいる。
定番ジーンズの二大ブランドを軸とした衣料品の販売が収益の柱。量販店やジーンズ専門店、自社のネット通販を通じて世界で売り、価格帯は手頃な層に絞る。流行に左右されにくい定番の型番が中心で、在庫と生産の計画が立てやすい。買収したアウトドア作業着のブランドも加え、ブランドの使用許諾収入も得る構造になっている。
衣料は不況で削られやすく、主要客層の中間層の財布は景気に敏感だ。販売は少数の大手量販店への依存が強く、棚の縮小や値下げ圧力に逆らいにくい。デニム離れの流行が来ると、専業ゆえの逃げ場のなさが露呈する。関税や綿花の高騰も薄くない利幅をじわじわ削る。
安定した配当を軸に、自社株買いと借入の返済を組み合わせる現金重視の経営。流行への深追いを避け、定番品の補充需要と在庫効率を磨く。アウトドア作業着の買収のように、ブランドの追加は慎重に選ぶ方針が特徴になっている。
中間層の衣料支出と、量販店の棚、デニムの流行に依存する。手頃な価格帯の消費が保たれるか、大手量販店の棚と発注を守れるか、デニムが衣料の定番であり続けるか、そして綿花や物流のコスト上昇を価格と効率で吸収できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $2.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $565M(22%)。
おおむね健全。一部の指標に改善余地
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