Kymera Therapeutics は、病気の原因となるたんぱく質を体の仕組みで分解させる、新しい手法の薬を開発するバイオ製薬だ。
強みは、病気のたんぱく質を分解させるという新しい手法を、飲み薬にしやすい形で開発する技術を持ち、この有望な分野で先行する点にある。従来は狙えなかったたんぱく質も標的にでき、大手製薬が提携を求める。提携で開発リスクと費用を分担できる。一方で開発中の薬が臨床試験で失敗すると企業の価値が大きく揺らぎ、研究開発費の重さで利益が安定するまで赤字が続く。提携の解消や安全性の懸念、増資による希薄化もリスクだ。KYMR を読むときは、開発中の薬の試験の成否と、大手との提携を軸に見るとよい。

