
LCII
LCI Industries一台のキャンピングカーに使われる部品を、広い品目で深く押さえた品ぞろえが最大の強み。車両メーカーにとって部品をまとめて頼める相手として欠かせない。新車向けの需要が冷えても、出回る車両の交換部品が一定の下支えになる。レジャー車両の部品を一手に担う、受託事業者の大手の立ち位置にいる。
キャンピングカーや牽引して使う住宅型の車両に組み込まれる、窓やドア、車軸、家具、空調といった多種多様な部品を作って車両メーカーに納めるのが収益の柱。一台の車両に多くの自社部品が使われるため、車両が売れるほど稼げる。完成した車両の市場に加え、修理や買い替えの交換部品でも稼ぐ。部品の販売量で稼ぐ構造になっている。
キャンピングカーは高額の行楽品で、景気後退や金利上昇で家計が引き締まると販売が大きく落ち、部品の注文も連動して細る。車両メーカーが在庫を抱えれば、調整の局面で発注が一気に減る。原材料費の高騰は採算を圧迫する。買収を重ねた借入の負担も、需要が冷える局面では重くなる。
配当を続けながら、買収で部品の品目と海外、隣接する用途を広げる経営。新車向けの波を、交換部品や車両以外の用途への展開で和らげる。原材料費の変動を価格に転嫁しつつ、効率の改善で利益率を守る方針が特徴になっている。
レジャー車両の需要と、買い替え部品、原材料費に依存する。景気や行楽の余裕でキャンピングカーが売れるか、すでに出回る車両の交換部品の需要が下支えになるか、鉄やアルミの原材料費を抑えられるか、そして買収で部品の幅と海外を広げられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.4B(43%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$223M
- 他の流動資産$1.1B
- 固定資産$1.8B
- 流動負債$473M
- 長期借入金$942M
- 短期借入金$4M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4.1B
- 売上成長率
- 10.2%
- 粗利率
- 23.8%
- 営業利益率
- 6.8%
- 純利益率
- 4.6%
- ROE
- 13.8%
- ROIC
- 9.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $331M
- フリーCF
- $278M
- 営業CFマージン
- 8.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $114M
- 配当性向
- 60.6%
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