景気敏感な事業で、配当も出す会社
自動車のシートと電装という二つの主要な部品分野で世界大手の規模を持ち、多くの自動車メーカーに供給する点が強み。座席一式をまとめて供給できる総合力と、電動化で需要が増える電装部品の技術を併せ持つ。世界の生産網で自動車メーカーの近くで作れ、車一台あたりの受注を増やせる立ち位置にいる。
自動車のシートと、車内に電気を行き渡らせる配線や電子部品(電装システム)の製造・販売が収益の柱。自動車メーカーに、座席一式や、電気を制御・配電する部品を供給する。車一台ごとに採用されるため、自動車の生産台数に収益が連動する。電動化で車内の電装部品が増える流れも取り込み、自動車メーカー向けに部品を供給して稼ぐ構造になっている。
景気後退や自動車メーカーの減産で生産台数が落ちると、部品の販売が連動して落ち込む。自動車部品は利益率が薄く、原材料費や人件費の上昇を価格に転嫁しにくい。特定の自動車メーカーや車種への依存、電動化への対応の遅れ、価格引き下げの圧力も、収益の重しになりうる。自動車生産の波をまともに受ける。
配当を出しつつ、電装部品の強化と、生産の効率化、自動化への投資に力を入れる経営。自動車生産で振れる収益に対し、電動化で増える電装部品を取り込んで車一台あたりの受注を高め、生産の効率化で薄い利益率を補いながら、世界の自動車メーカー向けに稼ぐ方針が特徴になっている。
自動車の生産台数と、車一台あたりの部品の採用、自動車メーカーの動向に依存する。自動車の生産が活発か、シートや電装で車一台あたりの受注を増やせるか、電動化で増える電装部品を取り込めるか、そして原材料費や人件費を抑えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。自動車生産の波が収益を左右する。
資産 $14.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5B(34%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
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