LION
Lionsgate Studios巨大メディアの傘下に入らない独立系として、人気シリーズと二万本の旧作という資産を丸ごと持つ希少さが最大の強み。配信時代に番組の権利はますます価値を増し、規模の割に厚い資産が買収の的として語られ続ける。身軽な専業スタジオという立ち位置にいる。
映画の劇場公開と配信や放送への番組販売が収益の柱。看板の人気シリーズを核に、二万本に及ぶ旧作の映画とドラマの権利が、配信各社への貸し出しで安定した収入を生む。テレビ部門は配信向けのドラマ制作を請け負う。配信会社の分離で制作と権利の専業となり、作品の当たりと旧作の回転で稼ぐ構造になっている。
大作の興行失敗は、独立系ゆえ一本で年間の損益を揺らす。配信各社が内製に回帰すれば、番組販売の販路が細る。劇場興行の構造的な縮小は新作の回収を難しくする。借入は軽くなく、当たりの谷間が続くと財務の自由を縛る。買収の思惑が外れれば、期待で持ち上がった株価は剥がれる。
配当を出さず、資金を看板シリーズの新作と旧作の権利活用に集中する経営。制作費の規律を重視し、外部資金との共同製作でリスクを分担する。配信分離後の身軽さを生かし、資産価値の顕在化を狙う方針が特徴になっている。
新作の興行成績と、配信各社の番組調達、旧作の価値に依存する。看板シリーズの続編が当たり続けるか、配信会社が外部スタジオからの調達を続けるか、旧作の権利貸しの単価が保たれるか、そして制作費の高騰と興行の不振を作品の的中で補えるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $5.3B を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。営業利益が支払利息に届いていない、借金は本業の稼ぎの約17年分
- 現金・現金同等物$342M
- 他の流動資産$1.1B
- 固定資産$3.8B
- 流動負債$3B
- 長期借入金$1.8B
- 短期借入金$162M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.6B
- 売上成長率
- 1.8%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 3.7%
- 純利益率
- −7.5%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $25M
- フリーCF
- $11M
- 営業CFマージン
- 0.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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