
LMNR
Limoneira単なる柑橘農家ではなく、100年以上かけて積み上げた水利権と宅地転用可能な土地という資産を併せ持ち、農業と不動産の二本立てで価値を生む点。チリやアルゼンチンにも農園を広げ、単一産地の同業とは収穫の分散度が違う。
約1万500エーカーの農地でレモンを中心に、アボカド、オレンジ、ワイン用ぶどうを育てて売る。カリフォルニアだけでなくアリゾナ州ユマ、チリ、アルゼンチンにも農園を持ち、自社パッキングハウスで他農家のレモンの選果・出荷も請け負って手数料を得る。あわせて農地に付随する水利権を随時売却し、2025年1月には水の汲み上げ権を3件売って$1.7Mの現金と$1.5Mの売却益を得た。
2025年3月、農地管理を委託されていたPGIMとの契約が打ち切られ、タラレ郡3,537エーカー分の管理収入が消えた。柑橘の卸値は需給で大きく上下し、天候や病害による年ごとの収穫のぶれも大きい。宅地転用の計画も許認可の進み方次第で長引く。
栽培事業のキャッシュフローと、水利権・不動産の資産活用を両にらみで進める経営。2025年には水の汲み上げ権の一部を売って現金を確保しており、株主への配当も続けている。
年ごとの成績は、収穫量と柑橘の卸値、そして水が使えるかどうかで変わる。カリフォルニアの水利用は地域の水域ごとに制約が厳しく、干ばつが続けば農業とその水資産の両方に響く。
この会社をどう読むか
2025年1月、Limoneira は水の汲み上げ権を3件売って$1.5Mの利益を計上した。レモン農家の決算に、こういう行が混じる。
約1万500エーカーの土地でレモンやアボカド、オレンジを育て、アリゾナ州ユマからチリ、アルゼンチンまで農園を広げてきた100年企業である。だが長期の価値を支えているのは畑そのものより、農地に付随する水利権と土地の含み資産のほうだ。栽培の当たり外れに加えて、これらの資産をいつどう動かすかという不動産会社に近い判断が、この会社の業績を決めていく。
バランスシート (要約)
資産 $311M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $180M(58%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$2M
- 他の流動資産$39M
- 固定資産$271M
- 流動負債$30M
- 長期借入金$72M
- 短期借入金$31K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $160M
- 売上成長率
- −16.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −12.8%
- 純利益率
- −10.0%
- ROE
- −8.9%
- ROIC
- −6.4%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$6M
- フリーCF
- −$20M
- 営業CFマージン
- −3.8%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
- 配当総額(年間)
- $5M
- 配当性向
- —
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