最先端の戦闘機や防衛システムを担える数少ない企業で、長年の実績と機密技術が参入障壁になっている点が強み。顧客が政府ゆえに需要が景気に左右されにくく、長期契約で安定して稼げる。
戦闘機やミサイル、宇宙システムといった防衛装備の開発・製造が収益の柱。顧客のほとんどが米国とその同盟国の政府で、長期にわたる開発・調達契約に基づいて、安定した売上が積み上がる構造になっている。
国防予算が削られたり、政府の調達方針が変わったりすると、長期契約の前提が揺らぐ。大型開発計画のコスト超過や遅延、部品供給網の混乱も、利益を圧迫する要因になる。
安定した連続増配と大規模な自社株買いで株主に厚く還元する経営。長期の政府契約で得たキャッシュを還元と次世代装備の開発へ振り向け、受注残を着実に消化する堅実な姿勢が特徴。
米国とその同盟国の国防予算に強く依存する。世界の地政学的な緊張の高まりや、主力装備への需要、そして大型開発計画が予算どおり進むかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $59.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $6.7B(11%)。
支払い余力は厚い。営業利益は支払利息の6.9倍、自由に使える現金で借金を約3.1年で返せる
- 現金・現金同等物$4.1B
- 他の流動資産$21.2B
- 固定資産$34.5B
- 流動負債$23.3B
- 長期借入金$20.5B
- 短期借入金$1.2B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $75B
- 売上成長率
- 5.6%
- 粗利率
- 10.2%
- 営業利益率
- 10.3%
- 純利益率
- 6.7%
- ROE
- 74.6%
- ROIC
- 21.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $8.6B
- フリーCF
- $6.9B
- 営業CFマージン
- 11.4%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $3.1B
- 配当性向
- 62.4%
この銘柄が登場した記事
記事一覧 →Lockheed Martin のまわりの会社
辿ってみる →開示に社名が出る相手 37 社(裏・売り先・同じ土俵・資本の相手の異なり数)。裏にいる会社 24 社。2 段目まで辿ると 36 社。1 社ずつ「なぜ関係するか」と出典を付けています。
裏にいる会社仕入れ先・委託先・24 社
- RTRTXRTX向こうの記録にもF-35 のエンジン F135F-35 の主要パートナーとして自社サイトが挙げる1社で、傘下のプラット&ホイットニーが唯一のエンジン供給元
- NONOCNorthrop Grummanこの会社の記録だけF-35 の中央胴体とレーダーF-35 の主要パートナーで中央胴体と AN/APG-81 レーダーを担い、固体ロケットモーターの二大供給元でもある
出典: spacenews.com(報道)(Lockheed Martin の記録)向こうの記録 →
- LHLHXL3Harris Technologies向こうの記録にもミサイル用の固体ロケットモーター傘下のエアロジェットは国内に2社しかないモーター供給元の一方で、増産の詰まりが納入に直結する
出典: spacenews.com(報道)(Lockheed Martin の記録)向こうの記録 →
残り 21 社を全部見る
- LPTH LightPath Technologies相手の記録では Lockheed Martin が売り先
ミサイル計画向けの光学と技術役務
10-K が収益に結びつく実例として「Lockheed Martin とのミサイル計画」を挙げ、子会社 Visimid の同社向け契約が技術役務の売上増の主因と説明している
出典: LPTH 10-K (FY2026) Item 1 Growth Strategy(SEC の書類 →)(LightPath Technologies 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - IA Innovative Solutions & Support相手の記録では Lockheed Martin が売り先
軍用機向けの航空電子 (売上の 36%)
FY2025 の売上の 36% を占める最大顧客。C-130 など軍用機の改修に納めるので、同社の受注が業績に直結する
出典: IA 10-K (FY2025) Item 1 Customers(SEC の書類 →)(Innovative Solutions & Support 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - AIRI Air Industries Group相手の記録では Lockheed Martin が売り先
回転翼機向けの機械加工部品
10-K は子会社の Sikorsky へ直接納入していると明記しており、軍用ヘリの生産量に連動しやすい
出典: AIRI 10-K (FY2025) Item 1 Customers(Air Industries Group 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - CMTL Comtech Telecommunications相手の記録では Lockheed Martin が売り先
衛星通信の機器の組み込み
10-Kが防衛の顧客・システム供給の相手として名指し。元請けの機体や地上系にモデムや増幅器が載る
出典: CMTL 10-K (FY2025) Item 1(SEC の書類 →)(Comtech Telecommunications 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - HONA Honeywell Aerospace相手の記録では Lockheed Martin が売り先
防衛プログラム向けの装備
情報開示書が防衛・宇宙分野の主要な納入先の 1 社として Lockheed Martin を名指ししている
出典: HONA 10-12B Ex.99.1 (2026-03-03) Defense and Space(Honeywell Aerospace 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - HXL Hexcel Corporation相手の記録では Lockheed Martin が売り先
防衛機向けの複合材
両セグメントの主要顧客一覧に名指しされており、防衛・宇宙の売上を支える
出典: HXL 10-K (FY2025)(Hexcel Corporation 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - SYPR Sypris Solutions相手の記録では Lockheed Martin が売り先
防衛・宇宙向けの回路基板組立
10-K が航空宇宙・防衛電子の顧客に名指しする。Sypris は元請ではなく下請けとして政府計画に入ると明記される
出典: SYPR 10-K (FY2025) Item 1 Our Markets(Sypris Solutions 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - TATT TAT Technologies相手の記録では Lockheed Martin が売り先
航空機用の弁とポンプ
20-F が流量制御アクセサリーの顧客として Lockheed Martin を名指し
出典: TATT 20-F (FY2025)(TAT Technologies 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - CVU CPI Aerostructures相手の記録では Lockheed Martin が売り先
F-16 と軍用ヘリの構造部材
10-K が F-16 向けの部品と、傘下 Sikorsky の UH-60 BLACK HAWK など複数機種の構造組立を供給していると名指ししている
出典: CVU 10-K (FY2025) Item 1 / OEM customers・UH-60(CPI Aerostructures 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - GSIT GSI Technology相手の記録では Lockheed Martin が売り先
防衛と宇宙向けの耐放射線 SRAM
10-K が48万ドル超を買った主要な最終顧客の一覧に名指しする
出典: GSIT 10-K (FY2025/3月期)(GSI Technology 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - KULR KULR Technology Group相手の記録では Lockheed Martin が売り先
極超音速機向けの熱・電池部材
10-K が主契約者として Lockheed Martin と組み、極超音速や防衛の要となる技術を供給していると明記している
出典: KULR 10-K (FY2025) Business(KULR Technology Group 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - FEIM Frequency Electronics相手の記録では Lockheed Martin が売り先
衛星測位の衛星向けの時計
同じ節で主要な顧客として名指しされる元請け
出典: FEIM 10-K (FY2025) / Competition(Frequency Electronics 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - GHM Graham Corporation相手の記録では Lockheed Martin が売り先
防衛計画向けの精密機器
10-K の代表的な顧客一覧に Lockheed Martin を名指ししている
出典: GHM 10-K (FY2025) Our Products, Customers and Markets(Graham Corporation 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - JBGS JBG SMITH Properties相手の記録では Lockheed Martin が売り先
オフィスの賃貸
上位テナント表で年換算賃料の 3.8%(183,442 平方フィート)を占める第 3 位のテナント
出典: JBGS 10-K (FY2025)(JBG SMITH Properties 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - VOYG Voyager Technologies相手の記録では Lockheed Martin が売り先
次世代迎撃機の光学誘導技術
2024 年にロッキードが MDA の Next Generation Interceptor 計画向けの光学誘導技術の供給元に VOYG を選定したと 10-K が書いている
出典: VOYG 10-K (FY2025) Guidance, Navigation and Control Systems(Voyager Technologies 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - AIN Albany International相手の記録では Lockheed Martin が売り先
CH-53K・F-35・JASSM向けの複合材部品
自社10-Kが航空複合材部門の主要プログラムとしてこの3つを名指し。いずれもロッキードが主契約者
出典: AIN 10-K (FY2025) Segment Note(Albany International 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - CDP COPT Defense Properties相手の記録では Lockheed Martin が売り先
基地隣接オフィスの賃借
上位20テナント表で年間賃料の 0.8%。2024 年から表に載り始めた
出典: CDP 10-K (FY2025) Customer Concentration of Property Operations(COPT Defense Properties 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - DCO Ducommun相手の記録では Lockheed Martin が売り先
軍用機・ミサイル向け部品
2025 年の純売上の 4.2% を占める防衛の元請け
出典: DCO 10-K (FY2025) Note 16(Ducommun 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - FLY Firefly Aerospace相手の記録では Lockheed Martin が売り先
衛星の打ち上げ(5年で最大25回)
同社の各種宇宙機を米東西両海岸の射場から低軌道へ定期的に打ち上げる複数回契約を結んでいる
出典: FLY 10-K (FY2025) Strong Customer Relationships and Market Leading Strategic Pa…(Firefly Aerospace 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - MRCY Mercury Systems相手の記録では Lockheed Martin が売り先
機体搭載の組込計算機
FY2026 の売上の 11% を占め、FY2024・FY2025 も 10〜11% と 3 年続けて 10% 超の顧客
出典: MRCY 10-K (FY2026) / Customers(Mercury Systems 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - RBC RBC Bearings相手の記録では Lockheed Martin が売り先
防衛機向けのベアリング・部品
同じ節で最大顧客の一社として名指しされている
出典: RBC 10-K (FY2025) Item 1 Customers and Markets(RBC Bearings 側の記録から逆引き) 向こうの記録 →
売り先Lockheed Martin が裏にいる先・1 社
- VTVTOLBristow Group相手の記録では Lockheed Martin が仕入れ先大型ヘリ S92 と部品・オーバーホール10-K が頼れる OEM の筆頭に Sikorsky Commercial を挙げ、S92 は保有 61 機で最大の機種。部品の遅延も名指しされている
出典: VTOL 10-K (FY2025, 2026-02-26) Risk Factors / 機材表(Bristow Group 側の記録から逆引き)向こうの記録 →
同じ土俵の会社競合・18 社
- NONOCNorthrop Grumman向こうの記録にも軍用機と宇宙システムの受注10-K が主要な競合の1社として名指しする。F-35 では下請け、次期爆撃機などでは正面から争う
- RTRTXRTX向こうの記録にもミサイルと防空システム10-K が名指しする競合。ジャベリンは合弁で組む一方、防空ミサイルの案件では取り合う相手になる
- BABABoeingこの会社の記録だけ戦闘機と防衛・宇宙の受注10-K が名指しする競合。戦闘機と宇宙の大型開発で同じ予算を取り合い、負ければ受注残が細る
残り 15 社を全部見る
- GD General Dynamics向こうの記録にも
陸上・海上の防衛システム
10-K が名指しする競合。艦艇や車両など地上・海上の装備で国防予算の取り合いになる
出典: sec.gov 向こうの記録 → - LHX L3Harris Technologiesこの会社の記録だけ
通信・電子戦とロケット推進
10-K が名指しする競合で、L3Harris 側の 10-K もロッキードを競合に挙げる。部材では買う相手でもある
出典: sec.gov 向こうの記録 → - LPTH LightPath Technologies
光学系の内製
10-K が「防衛の元請けは競合でも顧客でもある」と書き、内製で光学系を持つ側の例として Lockheed Martin を挙げている
出典: LPTH 10-K (FY2026) Item 1 Competition(SEC の書類 →) 向こうの記録 → - AVAV AeroVironment
小型無人機
10-K が無人機市場の主要な競合として名指ししている
出典: AVAV 10-K (FY2025) 向こうの記録 → - ESLT Elbit Systems
防衛システム全般
20-F が主要競合の一覧に Lockheed Martin を名指ししている
出典: ESLT 20-F (FY2025) 向こうの記録 → - GWH ESS Tech
GridStar Flow のフロー電池
10-K が非リチウム側の競合として GridStar Flow を名指しし、フロー電池という方式が直接重なる
出典: GWH 10-K (FY2025) - CVU CPI Aerostructures
政府直接契約での競合
10-K が政府との直接契約では Lockheed Martin ら大手主契約者と競うと書いている
出典: CVU 10-K (FY2025) Competition 向こうの記録 → - GEOS Geospace Technologies
国境と周辺の警備の一括提供
10-K が国境警備の市場を占める大手の統合システム提供者として名指ししている
出典: GEOS 10-K (FY2025 / 9月期) / Competition 向こうの記録 → - AI C3.ai
自社開発 AI の受託構築
10-K の Competition が同じ文脈で Lockheed Martin を名指しする。防衛の案件で内製の受託開発として競合する
出典: AI 10-K (FY2025 / 2025年4月期) Competition 向こうの記録 → - FEIM Frequency Electronics
時計の内製
同じ記述で、発注元でありながら内製に切り替えうる相手として挙がる
出典: FEIM 10-K (FY2025) / Competition 向こうの記録 → - KTOS Kratos Defense & Security Solutions
防衛システムでの競合
10-K の Competition がシステム統合大手の競合として名指ししている
出典: Kratos 10-K (FY2025) Competition 向こうの記録 → - LUNR Intuitive Machines
有人月ミッションなど大型契約
自社 10-K が Competition の節で、より大きく複雑な契約を狙う既存勢の筆頭に挙げている
出典: LUNR 10-K (FY2025) Item 1 Our Competition 向こうの記録 → - RKLB Rocket Lab
衛星の製造と ULA の親会社
10-K が衛星の競合に名指しし、打ち上げでも同社と Boeing の合弁 ULA を競合に挙げる
出典: Rocket Lab 10-K (FY2025) の Competition(SEC の書類 →) 向こうの記録 → - SAIC Science Applications International
防衛大手のIT部門
10-K が IT 役務も手がける大手防衛企業として名指ししている
出典: SAIC 10-K (FY2026) Competition 向こうの記録 → - VSAT Viasat
防衛の元請けとしての通信案件
10-K が「最大級の防衛元請けとも直接競合しうる」として Boeing・Northrop・Raytheon と並べて名指ししている
出典: VSAT 10-K (FY2026/3月期) Item 1 Competition 向こうの記録 →
辿れない相手外国上場・非上場・公的機関など、台帳に無い・3 件
- BAE Systems 台帳に無い・仕入れ先
F-35 の後部胴体と電子戦装置
自社サイトが挙げる F-35 の主要パートナー3社の1社だが、ロンドン上場で台帳に無い
出典: f35.com(分析サイト) - アメリカ合衆国政府 (国防総省ほか) 台帳に無い・売り先
売上の7割超を占める買い手
売上の大半を1つの顧客が占めるが、政府なので上場企業のティッカーに落とせない
出典: Lockheed Martin 10-K (FY2025) 顧客の記述 - Anduril Industries 台帳に無い・同じ土俵
新興の防衛技術企業
L3Harris の 10-K が非伝統的な競合として名指しする新規参入で、案件を取り始めているが非上場
出典: sec.gov
調べた上で分からなかったこと編集部が開示を読んで書き残した断り
仕入れ先: F-35 だけで1万3千社の供給網があるとされるが、10-K は供給元を1社も名指ししない。
売り先: 売上の7割超が米国政府向けで、残りも同盟国の政府。上場企業の顧客が存在しないため、この欄に書ける相手がいない
記録: 10-K など開示を元に編集部が 2026 年 8 月 17 日 に点検。編集部の推論で、事実の報告ではありません。
同じテーマ「防衛・軍需関連株(米国)」の銘柄
テーマを見る →株主構成 (機関投資家)
2026年6月30日時点 ・ SEC 13F- 32,975,170 株
- 18,877,978 株
- 14,158,758 株
- 7,806,000 株
- 5,706,408 株
- 5,559,369 株
- 5,216,758 株
- 2,426,642 株
- 2,284,661 株
- 2,093,533 株
SEC への Form 13F 届出 (運用資産 $100M 以上の機関投資家、四半期ごと) の集計。 創業者などの個人や事業会社の持分は含まれないため、機関保有率は実際の大口保有の下限になります。 比率は現在の時価総額、または年次報告の株数から概算した発行株数に対する値、バーは筆頭機関を最大とした相対量です。
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