LOCL
Local Bounti垂直農法だけ、温室だけという単独の方式ではなく、苗を育てる段階と育ち切る段階で農法を使い分けるハイブリッド方式をとる。ジョージア州の工場では、この方式を導入してから生産量が倍になった。
苗を育てる垂直農法の「Stack」と、育ってからの温室栽培の「Flow」を組み合わせ、天候に左右されず年間を通して葉物野菜を育てる。全米35州、約1万3千店の小売店に卸しており、バターレタスでは米国西部のCEA(環境制御型農業)市場で約8割のシェアを持つ。
屋内で光と温度を作る分、電気代の負担が重く、葉物野菜自体の卸値も安い。工場の新設には多額の資金がかかり、借り入れや増資の負担も大きい。露地栽培の安い野菜との価格競争も避けられない。
モンタナの創業拠点は生産をやめて本社機能に転換し、需要のある州へ工場を新設・買収する形で拠点を広げてきた。2022年にはカリフォルニアの温室会社ペテズを買収し、生産網を一気に広げている。
アルバートソンズやウォルマートといった大口の小売との取引をどれだけ維持できるかと、照明や暖房にかかる電気代、そして新設した工場の稼働率が、採算を左右する。
この会社をどう読むか
Local Bountiの売り物は野菜そのものより、同じ面積からどれだけ採れるかという歩留まりだ。苗のうちは棚を積み上げた垂直農法で育て、大きくなってからは温室へ移す「Stack & Flow」という二段構えで、通常のCEA温室の1.5〜2倍の収量を狙う。
ジョージア州の工場では、この方式を入れて生産量が倍になった。全米35州、約1万3千の小売店へ届く販路まではできあがっており、この先は照明と暖房の電気代、そして工場を建て増すための資金の重さが採算を決める。
バランスシート (要約)
資産 $410M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$4M
- 他の流動資産$18M
- 固定資産$388M
- 流動負債$16M
- 長期借入金$483M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $48M
- 売上成長率
- 26.8%
- 粗利率
- 12.1%
- 営業利益率
- −129.5%
- 純利益率
- −195.1%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$30M
- フリーCF
- −$42M
- 営業CFマージン
- −62.7%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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