Liquidia は、肺の血圧が上がる難病向けの吸入薬を売り出した製薬会社だ。
強みは、薬の粒子を整える独自技術で、肺の奥まで届きやすく使い勝手の良い吸入薬を実現した点にある。患者数が限られる難病市場は薬価が高く、使いやすさの差が切り替えの動機になる。長い特許争いを乗り越えて参入を果たした。一方で主力薬の立ち上げが想定より遅れると収益化の前提が崩れ、先行薬を持つ競合は販売力が強い。単一の薬への依存が極めて高く、安全性の問題や供給の躓きは致命傷になりうる。販売投資が先行する間は赤字が続く。LQDA を読むときは、吸入薬の処方の積み上がりと先行薬からの切り替え、資金繰りを軸に見るとよい。

