LSCC
Lattice Semiconductor
大手が手薄な小型・省電力の書き換え半導体という、限られた領域に絞って強みを築いた点が特徴。低い消費電力が求められる機器で選ばれ、制御役として組み込まれると切り替えにくい。特定領域に集中することで、高い利益率と独自の地位を保てる立ち位置にいる。
製造後でも回路を書き換えられる半導体のうち、小型で消費電力の少ないものに特化して販売するのが収益の柱。機器の中で、各部品の連携を取り持つ制御役として使われる。大手が手薄な小型・省電力の領域に絞り、通信機器や産業機器、車載などの幅広い用途へ供給して稼ぐ構造になっている。
半導体市況が冷えて機器の生産が鈍ると、需要が落ちる。半導体は好不況の波が大きく、顧客の在庫調整で受注が振れる。大手が小型・省電力の領域に本格参入してくることや、技術の世代交代への対応の遅れも、収益の重しになりうる。
配当を出さず、稼いだ資金を小型・省電力の半導体の開発と、設計を助けるソフトの強化に振り向ける経営。大手と競合しない領域に集中して高い利益率を保ち、新しい用途を開拓しながら、得意分野で稼ぐ力を着実に高める方針が特徴になっている。
通信、産業、車載といった機器向けの半導体需要に依存する。これらの機器がどれだけ作られるか、小型・省電力という得意領域で優位を保てるか、そして新しい用途や、設計を助けるソフトで付加価値を高められるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $883M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $714M(81%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$134M
- 他の流動資産$230M
- 固定資産$519M
- 流動負債$118M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $523M
- 売上成長率
- 2.7%
- 粗利率
- 68.2%
- 営業利益率
- 2.1%
- 純利益率
- 0.6%
- ROE
- 0.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $175M
- フリーCF
- $133M
- 営業CFマージン
- 33.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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