Mechanics Bancorp は、カリフォルニアの百二十年銀行が、合併を経て市場に再登場した持株会社だ。
最大の強みは、百二十年の歴史と地元の信頼に支えられた預金の質と、著名投資家一族の資本という後ろ盾にある。経営難の銀行の受け皿となる買収の型は、規模を安く積み上げる手段になってきた。一方で州一極の地盤は地震や山火事、景気の波から逃げられない。商業用不動産の貸出は空室率の上昇局面で重荷になり、支配株主の影響力は少数株主の発言力の乏しさという面も持つ。MCHB を読むときは、統合の進み具合と利ざや、貸し倒れを軸に見るとよい。

