
半世紀を超えて配当を増やし続けてきた歴史と、事業分離で得た規制収益の純度が最大の強み。営業地域は電力の安い北部平原で、人工知能データセンターの立地候補として需要の急増が見込まれる。地味な田舎の公益会社に成長の物語が重なった、変わり目の立ち位置にいる。
ノースダコタ州など北部平原の州で営む、電力と都市ガスの規制料金収入が収益の柱。発電と送配電、ガスの配給を一体で手がけ、設備投資に州が認める利回りを上乗せして回収する。天然ガスのパイプライン事業も持つ。建材と建設サービスの事業を相次いで分離し、規制収益に純化した構造になっている。
金利の上昇は、投資を借入で賄う公益事業の宿命として利益と株価評価の両方を削る。料金値上げへの住民と当局の抵抗は、投資回収の遅れを招く。寒冷地ゆえの嵐や山火事は設備被害と賠償の火種になる。データセンター誘致が実らなければ、成長期待の上乗せ分が剥げる。
連続増配の伝統を守りながら、資金を送電網と発電所の増強に集中する経営。分離で身軽になった組織で規制当局との関係を丁寧に保ち、データセンター向けの大口契約を成長の柱に育てる方針が特徴になっている。
州の料金認可と、設備投資の継続、地域の電力需要に依存する。投資への利回りを規制当局が認め続けるか、送電網と発電への投資計画が滞りなく進むか、データセンター誘致による電力需要の上振れが実るか、そして金利が借入コストと配当株の評価を圧迫しすぎないかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $7.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.8B(36%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$28M
- 他の流動資産$544M
- 固定資産$7B
- 流動負債$685M
- 長期借入金$2.5B
- 短期借入金$145M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.9B
- 売上成長率
- 6.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 15.5%
- 純利益率
- 10.2%
- ROE
- 6.9%
- ROIC
- 4.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $473M
- フリーCF
- −$297M
- 営業CFマージン
- 25.2%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
- 配当総額(年間)
- $108M
- 配当性向
- 56.9%
MDU の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…