MDU Resources Group は、建材と建設の事業を切り離し、電気とガスの公益事業に絞り込んだ会社だ。
最大の強みは、半世紀を超えて配当を増やし続けてきた歴史と、事業分離で得た規制収益の純度にある。営業地域は電力の安い北部平原で、人工知能データセンターの立地候補として需要の急増が見込まれる。一方で金利の上昇は、投資を借入で賄う公益事業の宿命として利益と株価評価の両方を削る。料金値上げへの抵抗は投資回収を遅らせ、寒冷地の嵐や山火事は賠償の火種になる。誘致が実らなければ成長期待も剥げる。MDU を読むときは、料金認可と投資計画、データセンター契約の行方を軸に見るとよい。

