
景気敏感な事業で、配当も出す会社
生産量の成長を追わず、一株あたりの価値を増やすことだけを目標に掲げる経営哲学が最大の強み。設備投資の上限を明示し、ほぼ無借金の財務で油価の波を耐える。小さな本社と少数の社員で大きな現金を生む、業界でも珍しい引き算型の石油会社の立ち位置にいる。
テキサス州南部の油田で生産する原油と天然ガスの販売が収益の柱。掘削コストの安い鉱区に集中し、設備投資を営業キャッシュフローの一定割合以下に抑える規律を貫く。生産を無理に増やさず、残った現金を配当と自社株買いに回す。少ない井戸から効率よく稼ぐ構造になっている。
油価の急落は収益を直撃し、配当と自社株買いの原資を細らせる。鉱区がテキサス州南部に集中するため、地質の想定が外れて井戸の成績が落ちると挽回が難しい。掘削候補地の在庫が尽きれば、割高な買収に動かざるを得なくなり、看板の投資規律が揺らぐ。
配当を着実に増やし、自社株買いで株数を毎年減らし続ける株主還元の経営。規模の拡大より一株あたりの利益と現金創出を優先し、油価が良い時も投資の上限を崩さない。創業時からの規律を守り抜く方針が特徴になっている。
原油価格と、鉱区の掘削成果、投資規律の維持に依存する。油価が採算ラインを上回り続けるか、保有鉱区で低コストの井戸を掘り当て続けられるか、増産の誘惑に流されず投資の上限を守れるか、そして在庫となる掘削候補地を補充できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $2.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2B(69%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
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