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McGraw Hill誰でも教材らしき文章を作れる時代だからこそ、州や大学の認定基準に沿って検証された教材と、学校との長い付き合いが効いてくる。自社のAI Readerも外部の知識ではなく自社教材だけを学ばせて作った。
K-12から大学、社会人教育まで教材のライセンス料を受け取る。冊子を新版に差し替える売り切りから、クラウド上の教材を随時更新して届ける「エバーグリーン」方式へ移り、高等教育の売上の68%がこの方式から生まれるまでになった。
教育予算が細れば新版への切り替えは後回しにされる。大学の学期に合わせて売上が特定の四半期に偏る季節性があり、2026年3月末で$2.6Bの借入も残る。
買収ファンドのプラチナ・エクイティが上場後も強い影響力を残し、NYSEの規則でいう「支配企業」に分類される。資金は教材のデジタル化と借入の返済に向かう段階にある。
学校や大学に教材として採用されるかと、採用後に学生がデジタル教材を使い続けるかで数字が決まる。有料のデジタル利用者は2,670万人、学習の記録は年間250億件を超える。
この会社をどう読むか
生成AIが文章をいくらでも作れるようになったとき、教材会社は真っ先に消えると言われた。McGraw Hillの主張はその逆で、137年かけて積んだ検証済みの教材と学校との関係こそが、AI時代の参入障壁になるというものだ。
実際、紙を新版に差し替える売り切りから、クラウド上の教材を随時更新する「エバーグリーン」配信への移行が進み、高等教育の売上の68%がここから生まれている。ただし2025年7月に上場したばかりで、買収ファンドの影響力と$2.6Bの借入を抱えたままの船出である点は、割り引いて見ておきたい。
バランスシート (要約)
資産 $5.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $726M(13%)。
借金が重いか支払い余力が薄い。決算ごとの確認が必要
- 現金・現金同等物$254M
- 他の流動資産$720M
- 固定資産$4.5B
- 流動負債$1.3B
- 長期借入金$2.6B
- 短期借入金$13M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.1B
- 売上成長率
- 0.1%
- 粗利率
- 80.9%
- 営業利益率
- 13.2%
- 純利益率
- 1.7%
- ROE
- 4.9%
- ROIC
- 6.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $331M
- フリーCF
- $246M
- 営業CFマージン
- 15.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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